中高年の長期失業者増加の要因とは


 ハローワークなどの求人件数は一時期の落ち込みから回復傾向にあると言われていますが、それでも就職・転職できない人の数が圧倒的に多いのが現状です。2011年度の求人数に対する充足率、つまり就職できた人の割合は3割に満たないという調査結果も出ているほど、雇用に繋がりにくい状況が続いているのです。

 

 ある記事では、中高年世代の求職者の厳しい就職活動の現実を取り上げ、最近の求人案件に見られる問題点について指摘していました。特に、利用者の多いハローワークの求人案件には、いくつもの問題点が噴出しているようです。

 

ハローワークに問題あり?

 ハローワークの場合、広告費や成果報酬が発生する求人情報サイトとは異なり、求人募集が無料で出せる事が会社側の大きなメリットとなっています。そのため、ハローワークを利用する会社も非常に多いのですが、これが実際の雇用に繋がらない『カラ求人』の増加を招いている一因だと考えられているのです。

 

『カラ求人』とは、実際に採用したいと考えて出された求人募集では無い求人案件の事を指します。つまり、採用の意図が無いのに求人を出しているという事になるのですが、それを応募者が知る術はありません。その結果、何十何百と応募しても就職に繋がらない、というケースが出てきているのではないでしょうか。

 

 また、ハローワークでは求人募集にあたり、学歴や年齢の制限を極力設けないよう指導していますが、これも充足率を引き下げている原因の一つと考えられます。年齢的に就職や転職が難しいと言われている中高年の場合、『年齢不問』の求人案件があれば、応募を前向きに考える人も少なくないでしょう。しかし、実際には不採用となるケースが殆どのようで、そのために無駄な時間を費やしてしまう人も大勢いるのではないでしょうか。

 

 近年、中高年世代の長期失業者が増加していると言われていますが、ここで挙げた『カラ求人』や『年齢不問』といった問題が就職・転職活動の長期化を招き、それが長期の失業期間に繋がっている可能性も低くはないでしょう。もちろん、ハローワークを利用するメリットも有りますが、デメリットもきちんと踏まえた上でより効率的に仕事探しが行えるよう、様々な支援サービスを平行して活用していく事が重要です。

 

 



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