大事なことは「まさか自分はないだろうとは思わないこと」


 2013年に入ってからますます、世の中が混沌としてきました。まさに古典ギリシア語の、カオスを象徴するようなニュースが連日報道されています。経営に苦しむ半導体メーカーのルネサスの再建のために、オムロンの会長である作田氏がルネサスの社長に決まった2日後には、ルネサスの最終赤字が前期の626億円から1675億円となったと報道されました。

 

 あまりに負債の金額が大き過ぎて、1000億円以上の追加赤字にも感覚が麻痺してきました。出資している企業や銀行や政府に、そこで働いている多くの方のことを考えると、迂闊なことは言えませんが普通であればとっくに倒産しています。株の世界の言葉の損切りという言葉がありますが、これはこれ以上損失が膨らまないように損が小さなうちに投資したお金を諦めることです。

 

 ルネサスの場合はこの損切りのタイミングを、どうやら失った気がします。その一方で自動車メーカーのスズキが、国内売上げで初めて1兆円を突破しました。スズキは意外と知られていませんがインドや東南アジアでは、トヨタより知名度があり売上げを確実に伸ばしています。

 

 企業が混沌としているのと同様に、中高年のサラリーマンの転職も混沌としています。昔のように景気がよくなれば全ての企業の業績が上がり、全てのサラリーマンの給料が上がる時代は終わりを告げたのかもしれません。これからはいつ誰が、社内でリストラになるか分からない時代です。

 

 大事なことは「まさか自分はないだろう」とは、思わないことです。まさか自分はないだろうと思っていると、そのまさかが起きた時に慌てるだけです。会社は家族ではないことが、ルネサスを見ていてもよく分かります。会社は投資家のもので、損失を防ぎためにはリストラも行います。

 

 



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