就職者が押さえておくべき資格取得における3つのポイント

資格を取得すると人事評価や昇進昇格に直接結びつく、そんな印象がありますよね。果たしてそうなのでしょうか。

 

下の図を見てください。「昇進昇格に関して資格を持っている人が優位な点があるか」という問いに対して、約4分の3の企業が、「いいえ」と答えています。

 


出典元URL:http://president.jp/articles/-/13549?page=2

 

これは、意外な結果ではないでしょうか。つまり資格取得は、昇進昇格に関して、絶対条件ではなく必要条件ですらない場合があるのです。

 

そうなると、就職して資格を取る時のスタンスも変わってきます。仕事と資格取得をうまく両立させる必要が出てくるのです。

 

今回は、「就職者が押さえておきたい資格取得における3つのポイント」と題し、私からあなたに向けたアドバイスを紹介していきたいと思います。

 

まずは仕事が8、私生活が2の割合で仕事に打ち込んでみる

就職してすぐは時間の余裕がないのが普通です。しかし、しばらくすると空白の時間ができるようになります。そうなると、その空いた時間に趣味や資格取得のための時間を入れてしまいがちです。

 

ただ、図のように、昇進と資格取得との相関関係はそれほど大きくありません。

これは私の個人的な提言ですが、資格取得を考えるのは、その仕事に対して自他共に認めるプロとなってからでも遅くないのではないでしょうか。

 

まだ、自分の仕事に関してアマチュアの時期は、資格取得などに時間を割かず、自らの業務に全力を注ぐべきです。

 

まずは仕事が8、私生活が2程度の割合で仕事に打ち込んでみてはいかがでしょうか。

 

結果を出す人というのは、徹底的に仕事に没頭した時期を持っています。

プロ野球でも、二軍・三軍の選手は、日々必死にバットを振り、投げ込みを行っています。コンディションを考えるのは、一軍の選手たちです。

 

このように、ワークライフバランスを考えるのは、トップレベルの社員になってからでも遅くはないのです。

 

仕事よりも資格取得を優先しない。

例えば、TOEIC900点以上を目指すとします。これは、英語で書かれた高度な書籍やネイティブスピーカーの議論を理解できるレベルです。

 

一般の就職者がこのレベルに到達するためには、4000時間が必要とされています。膨大な時間ですよね。もし、これだけの時間をTOEICに割いてしまうと、当然仕事は疎かにならざるを得ないでしょう。

 

数年前、大手インターネットサービス業者が、「社内の英語公用語化」をアナウンスしました。しかし、その後は中国市場からの撤退や海外事業の縮小を強いられています。

 

これなども、TOEICの資格取得のために、実業が疎かになってしまった反面教師ではないでしょうか。これは法人だけではなく、個人にも当てはまる事です。「仕事よりも資格取得を優先しない。」事を常に心得ておくべきでしょう。

 

「では、いつ資格を取ればいいのか?」と思われた方も多いと思います。

それに対しては「差し迫ってから」という答えになります。

 

建設・不動産など法規制が厳しい業種では、宅建や建築士取得が昇進の条件となります。また法律で、有資格者の人員基準が定められている職種もあります。資格は、昇進や業務継続の条件になっている場合に取得すればいいのです。

 

限られた時間の中で、資格を取る勉強法

さて、ここからは、「仕事を十分にこなしつつ、限られた時間で資格を取得する方法」を紹介していきます。

 

あなたは「エビングハウスの忘却曲線記憶の法則」をご存知でしょうか。

この法則は、「人の記憶は20分後におよそ42%、1時間後でおよそ56%、9時間後でおよそ64%、6日後にはおよそ76%を忘れてしまう」というものです。つまり、人間は一週間後には記憶した事のほとんどを忘れてしまうのです。

 

エビングハウスの忘却曲線記憶の法則に対抗する方法

テキストや問題を読み解く間隔を短くし、記憶を強化していくしかありません。

 

  • まず、蛍光ペンを使用し重要な部分をマーキングしていきましょう。
  • 2回目からは、マーキングした重要部分だけを読めばいいので、短いインターバルでテキストを読破できます。

     

  • 次にやるべきは、同じ問題を3日連続で解く事です。
  • 2回目は1回目より速く解答できるはずです。3回目になると、問題を見た瞬間、解答が思い浮かぶケースもあるでしょう。解答するスピードが上がれば、その分時間に余裕ができます。

     

  • 余った時間は、新しい問題を解く事にあてます。
  • この方法で解答していけば、テキストが終わる頃には、すべての問題を3回解答している事になります。かなりの部分を記憶していると思います。

     

  • また、苦手な問題は赤ペンで重要と記入し重点的に解答するようにします。
  • 特に試験直前は、このテクニックが物を言います。是非活用していただきたいと思います。

 

まとめ

資格の取得を重視するあまり、仕事が疎かになり、リストラ候補になってしまっては本末転倒です。資格より仕事という姿勢は常に持っておくべきだと思います。

 

しかし資格の取得が、昇進や業務遂行に直接関係してくれば話は別です。その場合は短時間、短期間で資格を取得できればベストですよね。

 

この記事内で紹介した勉強法などを参考にしていただき、資格を取得することによって、昇進や昇格に結びつけてもらえれば幸いです。



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