今後のことを考えると、今の年収では不安です。転職するべきでしょうか?

 結婚して、子供が生まれて…と守る者が増えると、大きい家に引っ越したり、学費がかかったり…ということも重なり、年収アップのために転職を考える人もいることでしょう。

 

 かつての私が、まさにそういうきっかけで転職しました。しかし30代以降の転職のときから、年収は現状維持のままか、ダウンする転職となりました。結果、現職が私の人生でもっとも年収の低い仕事となっています。ですが、子供も独立してそのぶん親の負担が軽減するため、どうにか生活していける状況ではあります。

 

 2008年秋のリーマンショックを境に、給与の減額は企業にとってなかば当たり前の生存戦略となりました。景気回復基調を示し始めた2012年以降においても、多くの企業はいつまた来るかもしれない経営を脅かす世界的な波への防衛の方に、より力を注いでいます。売り上げを内部留保に向け、社員の給与アップを棚上げにしている企業も少なくありません。中には賃金テーブルそのものを書き換えてしまう企業もあり、簡単には元に戻らないような仕組みに作り変える例もあると聞いています。

 

 このような環境の中で、年収アップの転職はなかなか難しい時代に入っています。とはいえ、履歴書や面接などでは志望動機として堂々と“年収アップ”を挙げることはまずできません。“仕事よりお金”は企業にとっては本末転倒です。本来は、高い給与を貰うために自分がどれだけ会社に貢献できるか、付加価値を与えられるかにありますから、年収増は結果論であるはずです。

 

 もちろん、「お金さえ…」と思われると、採用に際してはマイナス評価になるということは考えられます。ですから、「これまで培った○○のノウハウを最大限活かし、御社の力強い戦力になりたい…」等ととりつくろうのです。しかし、やはり本音は年収アップです。この本音と建て前は使い分けるべきではないでしょうか。考えてみれば、年収がアップするか否かは、採用企業の評価次第ですから。

 

 



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