転職のメリット・デメリットについて

転職メリット、デメリット

 

 中高年の転職のメリットを挙げると次のようになります。

 

1)培ったスキルを思う存分発揮できる。
中高年が転職する場合、自分の得意とする領域で最後の花を咲かせたいと思うものです。それが叶えば、これ程光栄な転職はありません。

 

2)それなりの年収が期待できる
中高年を迎え入れる場合、多くの企業は高い専門性と即戦力を期待しますから、それなりの報酬を用意して採用を掛けます。

 

3)部下がつく
もっぱら管理職として採用されることになるため複数の部下が付きます。この為繁雑な業務、山積する業務等を部下に補佐させることができるため、会社が期待する成果を達成することができる確率が高くなります。

 

 以上のようなメリットが考えられますが、同時にデメリットも考えられます。例えば次のようなものです。

 

1)求人数そのものが少ないため、転職は難しい

 

2)少ない求人に応募者が殺到するため、採用のレベルが高くなり、てんしょくきかんが長くなる傾向になる

 

3)家計負担が馬鹿にならない。
採用が難しい分、活動期間が長期化するため生活費を圧迫します。家庭がある場合などは最悪子供の進学を諦めさせることにもなりかねません。体の弱い奥さまを働かせることになるかも知れません。それはとても辛いことです。

 

4)類希な才能が必要
それなりの中高年では採用される可能性が極めて低くなります。

 

5)近所から白い目で見られる
最近日中にいる回数が多くなると、近所から白い目で見られるようになりますし、要らぬ噂話が立てられ不愉快な思いをさせられます。

 

6)年金額が激減する可能性
今まで会社勤めをしていて厚生年金に加入していました。しかし退職しなかなか仕事が見付からなかったりを非正規雇用でなんとか生活を繋ぎながら、国民年金の第一号被保険者になります。同時に奥さまも国民年金に加入しなければならなくなり、収入の宛がない中で、更に出費だけが嵩むようになります。

 

 そのうえ、将来手にする年金額が激減する場合もあるのです。
 このように中高年の転職にはメリットもありますが、ひとたびデメリットの渦の中に入ってしまったら、メリットを遥かに凌ぐ負のスパイラルが待ち受けているのです。

 

転職その前に、自己の最終意思確認

 

 転職する上でのメリットとデメリットを秤にかけたら大抵は転職を断念するはずです。 中高年の転職はそれだけデメリットが大きいからです。それでも転職したいというのなら、もしかしたら今の会社をなにがなんでも辞めたいといった気持ちが強いのではないでしょうか。だとしたらもう一度冷静になって、現職で頑張ることと転職することのリスクを天秤にかけて考えてみることが大切です。一時の気の高まりで退職することだけは避けなければなりません。

 

 勘違いし易いのは退職理由と転職理由は同じだということです。しかし実際はかなり違います。辞めたい理由と、B社に入りたい理由はそれぞれ別個のものです。

 

 何を申し上げたいかということですが、ただ辞めたいだけで転職先は見つからないということです。非常に厳しいと言わざるを得ない中高年の転職市場に飛び出すだけの余程の理由は、ただ現職を辞めたいというだけでは何の動機にもならず、先の無い焦りに過ぎないのです。このことを念頭に置きながら改めて転職すべきか否か自分の意志を確認することがくれぐれも大切です。

 



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